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今日はチャートパターンの話よ!

男性 疑問

えっ! チャートにもパターンがあるの? どんなパターンかな?

チャートパターンとは

チャートパターンとは

チャートパターンとは何でしょうか?

 

「パターン」には、①模様・図案、②繰り返す型、といった意味があり、チャートパターンと言えば、チャートに繰り返し現れる特徴的な形のことをいいます。

 

チャートパターンについて理解すれば、きっとトレードの勝率を上げることにつながるでしょう。

 

なぜなら、チャートパターンを自分の頭でイメージすることで、値動きを予想しエントリーポイントやエグジット(利益確定)ポイントを絞り込めるようになるからです。

 

数多いチャートパターンの中で、今回は、実際によく見かけて、比較的分かりやすいチャートパターンを取り上げてみましたので、初心者の方もぜひ明日からのトレードに取り入れてみてください。

 

6つのチャートパターン

 

では、チャートパターンにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

チャートパターンには数多くのものがありますが、今回は、チャートに頻繁に表れる代表的なものを6つ紹介したいと思います。

 

1.ダブルトップ

2.ダブルボトム

3.ヘッドアンドショルダー

4.逆ヘッドアンドショルダー

5.三角保ち合い

6.フラッグ

 

天井圏・底値圏で見られるチャートパターン

天井圏とは、相場において価格が上げ切っている価格帯のことを指し、逆に底値圏とは下げ切っている価格帯のことを指します。

 

見方を変えれば、天井圏や底値圏は、トレンド転換の起こりやすい価格帯であるとも言えます。

 

ここではトレンド転換の時にみられる代表的なチャートパターンを紹介します。

 

ダブルトップ

上昇トレンドから下降トレンドへ、トレンド転換するときに見られるチャートパターンの1つです。

 

最高値を次の山が越えられずに2つの山を作ったのちに下降していきます。ネックラインまでの値幅の2倍近く下降することが多いチャートパターンです。さらに下降することもありますが、利確のポイントとしては、ネックラインまでの値幅の2倍を最大値幅として考ましょう。

 

エントリーポイントとエグジットポイントは、次のようになります。

2種類のエントリー方法を示してみました。

 

初心者の方にもおすすめできるのはエントリー2の方法です。

 

エントリー2では、下降波がネックラインを抜けたあと、ネックライン付近まで一度戻り、再び下降し始めたところでエントリーします。

 

最高値からネックラインまでの値幅と同じ値幅をネックラインからとります。そこが利確ポイントになります

 

このポイントは、エリオット波動理論でいう第3波の終わりにあたりますので、深追いをせず、第4波の戻りが入る前に利益確定します。

 

リスクは大きくなりますが、エントリー2のポイントよりトータルとして大きな値幅を狙えるの、はエントリー1のポイントです。

 

ダブルトップの二つ目の山ができたのを確認してエントリーします。戻りが入るあたりで利益確定します。

 

エントリー1の場合、損切の設定は絶対です。なぜなら、この時点ではまだ、下降トレンドが完成していないために、下降波が反転して上昇波に変わることが十分に考えられるからです。ネックラインを波が越えたところで初めてトレンドが発生します。

 

 

ダブルボトム

ダブルトップとは逆に、下降トレンドから上昇トレンドへ、トレンド転換するときに見られるチャートパターンの1つです

最安値を次の山が越えられずに2つの山を作ったのちに上昇していきます。ネックラインまでの値幅の2倍は上昇することが多いチャートパターンです。さらに上昇することもありますが、利確のポイントとしては、ネックラインまでの値幅の2倍を最大値幅と考えましょう。

これは、ネックラインを越えて押しがかなり深く入ったパターンです。押しが深く入るとその後に、大きな上昇波が期待できます。

 

エントリーポイントとエグジットポイントは、次のようになります。ダブルトップの場合と考え方は同じです。

初心者の方にもおすすめできるのはエントリー2の方法です。

 

エントリー2では、上昇波がネックラインを抜けたあと、ネックライン付近まで一度戻り、再び上昇し始めたところでエントリーします。

 

エリオット波動理論でいう第3波を取っていきます。第3波は他の波と比べて最も確実で伸びる可能性のある波です。

 

最安値からネックラインまでの値幅と同じ値幅をネックラインからとります。そこが利確ポイントになります。

 

あまり深追いをせずに早めに利益確定しましょう。

 

リスクは大きくなりますが、エントリー2のポイントよりトータルとして大きな値幅を狙えるの、はエントリー1のポイントです。

 

ダブルトップの二つ目の山ができたのを確認してエントリーします。押しが入るあたりで利益確定します。

 

損切設定を必ず行いましょう

 

 

ヘッドアンドショルダー

ダブルトップと同じく、上昇トレンドから下降トレンドへトレンド転換するときによく見られるチャートパターンの1つです。

 

3つの山を作り、真ん中の山が最も高くなります。真ん中の山を人の頭、両側の山を人の肩に見立ててヘッド(頭)アンドショルダー(肩)と呼びます。日本では、同じ形を三尊と呼んでいます。

 

エントリーポイントとエグジットポイントは、次のようになります。

2種類のエントリー方法を示してみました。考え方はダブルトップの場合と同じです。

 

初心者の方にもおすすめできるのはエントリー2の方法です

 

エントリー2では、下降波がネックラインを抜けたあと、ネックライン付近まで一度戻り、再び下降し始めたところでエントリーします。

 

最高値からネックラインまでの値幅と同じ値幅をネックラインからとります。そこが利確ポイントになります。エリオットは土嚢の第3波を取ります。

 

リスクは大きくなりますが、エントリー2のポイントよりトータルとして大きな値幅を狙えるの、はエントリー1のポイントです。

 

ヘッドアンドショルダーの3つめの山ができたのを確認してエントリーします。戻りが入るあたりで利益確定します。

 

損切は必ず行いましょう。この時点では、まだ、下降波が反転して上昇波に変わることが十分に考えられるからです。

 

逆ヘッドアンドショルダー

ダブルボトムと同じく、下降トレンドから上昇トレンドへトレンド転換するときによく見られるチャートパターンの1つです。

3つの山を作り、真ん中の山が最も低くなります。真ん中の山を逆さを向いた人の頭、両側の山を人の肩に見立てて逆ヘッド(頭)アンドショルダー(肩)と呼びます。日本では、同じ形を逆三尊と呼んでいます。

 

エントリーポイントとエグジットポイントは、次のようになります。

2種類のエントリー方法を示してみました。考え方はヘッドアンドショルダーの場合と同じです。

 

初心者の方にもおすすめできるのはエントリー2の方法です。

 

エントリー2では、上昇波がネックラインを抜けたあと、ネックライン付近まで一度押し、再び上昇し始めたところでエントリーします。

 

最安値からネックラインまでの値幅と同じ値幅をネックラインからとります。そこが利確ポイントになります。

 

リスクは大きくなりますが、エントリー2のポイントよりトータルとして大きな値幅を狙えるの、はエントリー1のポイントです。

 

ヘッドアンドショルダーの3つめの山ができたのを確認してエントリーします。押しが入るあたりで利益確定します。

 

損切の設定は必ず行いましょう。

 

 

トレンドの途中で見られるチャートパターン

トレンドの途中で見られるチャートパターは数多くあり、それぞれ名前が付けられ細かく分類されていますが、ここでは、よく見られる2種類のパターンを紹介します。

 

三角保ち合い型

レンドの途中で、三角形の形をとりながら横に伸びていくチャートパターンです。

 

調整のために買いと売りが攻防しながら、チャートが横に伸びていきます。売りと買い両者のエネルギーをため込むため、ブレイクすると大きな値動きになります。

 

基本的にトレンド方向にブレイクしますが、絶対ではありません

 

特に天井圏や底値圏ではトレンドと逆に値が動くので注意が必要です。ブレイクした方向についていくという意識が大切です。

 

ブレイク後に1度戻りがあることが多く、戻りを確認してエントリーするのが確実です。

 

アセンディングトライアングルと呼ばれるチャートパターンです。

 

高値は変わらず、ラインを引くと平行になりますが、安値の方は切り上げて右肩上がりのラインを引くことができます。

 

これは、売りの圧力に対して買いの圧力が強いために安値が切り上げていくパターンです。そのため、ブレイク後は買い圧力を受けて上昇することが多いといわれます。

 

相場に絶対はないので、ブレイクを確認してエントリーすることが確実な方法です。

 

こちらは、ディセンディングトライアングルと呼ばれるチャートパターンです。アセンディングトライアングルとは逆に、安値は変わらず、ラインを引くと平行になりますが、高値の方は切り下げて右肩下がりラインを引くことができます。

 

これは、買いの圧力に対して売りの圧力が強いために高値が切り下げていくパターンです。そのため、ブレイク後は売りの圧力を受けて下降することが多いといわれます。

 

しかし、ブレイクを確認してエントリーすることが重要です。

 

フラッグ型

トレンドの途中で、フラッグ(旗)の形をとりながら横に伸びていくチャートパターンです。

三角保ち合いと同じく、調整のために買いと売りが攻防しながら、チャートが横に伸びていきます。売りと買い両者のエネルギーをため込むため、ブレイクすると大きな値動きになります。

 

基本的にトレンド方向にブレイクしますが、買いと売りの圧力が拮抗しているので、絶対ではありません。

 

あくまでも、ブレイクを確認してエントリーすることが重要です。

 

 

 

まとめ

 

今回は、6つのチャートパターについて紹介してきました。改めて振り返ってみましょう。

 

トレンド転換のサインとなるチャートパターには4つのものがありました

 

ダブルトップ・ダブルボトム

 

ダブルトップは天井圏で、ダブルボトムは底値圏で見られる2つの山を作ってトレンド転換していくチャートパターンです。

 

エントリーはローソク足がネックラインを抜け、押しや戻りを確認して行うのが確実な方法です。エリオット波動の第3波を取るイメージで利確しましょう。

 

ヘッドアンドショルダー・逆ヘッドアンドショルダー

 

ヘッドアンドショルダーは天井圏で、逆ヘッドアンドショルダーは底値圏で見られる3つの山「肩・頭・肩」を作ってトレンド転換していくチャートパターンです。

 

ダブルトップやダブルボトムと同じように、ネックラインを抜け押しや戻りを確認してエントリーをしましょう。エリオット波動の第3波を取るイメージで利確をします。

 

トレンドの途中で調整波として見られるチャートパターンには2つありました。

 

三角保ち合い

 

横向きの三角形を形作り、買いと売りのエネルギーをため込みながら伸びていくチャートパターンです。ブレイク後は大きな値動きが期待できます。

 

アセンディングトライアングルは、上昇することが多く、ディセンディングトライアングルは下降することが多いと言われますが、ブレイクの方向を確認してエントリーすることが重要です。

 

フラッグ

横向きのフラッグ(旗)を形作り、買いと売りのエネルギーをため込みながら伸びていくチャートパターンです。ブレイク後は大きな値動きが期待できます。

 

三角保ち合いと同じように、ブレイクの方向を確認してエントリーすることが重要です。

 

チャートを見るときに、チャートパターンを意識して見つけてみましょう。チャートパターンを使ったトレードは、より確実なトレードにつながります。1つスキルアップして勝率を上げていきましょう!